2010.01.17

不確定性原理と今の悩み

千葉です。別に難しい話をするつもりは無いのですが、なんとなくタイトルだけはインテリジェンスを保っておこうかと思った次第です。さて、ここで何を言いたいかというと、来年のことを考えても鬼に笑われるだけだということを主張したく、来年について思い悩むはやめましたということです。

不確定性原理とは、誤差なく二つの物理量を測定することができないというもの。例えば、位置と運動量とか時間とエネルギーとかを同時に正確に測ることができないということです。不確定性原理は量子力学の教科書には必ずでてきます。この原理から何が分かるかというと、未来を正確に予言できないということです。確率的には言えますが、厳密には原理的に無理。

会社でも似たような話があります。例えば、事業計画な話です。現状の分析から始まって、市場がこうなるから、うちの会社はこうするという計画です。でも、よくよく考えてみると完璧なロジックの上に組み立てるのは少々無理があります。なぜなら未来を正確に予測する為には、現状のデータを完全に集めないとならないからです。これは世界中の人間の頭の中や環境を全てデータとして集めるということなので、到底無理でしょう。そういう事情もあり、通常は仮定から始めるケースが多いと思いますが、その仮定だって確からしさを知る方法が無いです。

事業計画って、これは何か意味があるのか?ってずっと思っていました。この数字の妥当性ってあるの?って。さすがに、少しは大人になったので、会社としての意思表示っていう大切な目的があること位は分かるようになりましたが、それでもやはり納得できない部分は無くなりませんでした。

そんなこんなで、先日、「オープンビジネスモデル」(ヘンリー・チェスブロウ著)を読みました。

”本質的に、イノベーションは研究対象としてはきわめてダイナミックな存在だ。アイデアや手法は短期間で陳腐化し得る。”

この本を読んで思ったこと。それは、どんなビジネスモデルも賞味期間が短いので、未来がどうのと議論するより、どんな未来を創りたいから今どうすべきかを議論すべきだと。

であれば、事業計画に対する不信感も・・・・・ただ視点を変えただけですが・・・・・どんな未来を創りたいかを表現すると思えば軽くなりますし、ビジネスの進捗も夢の実現に対して今は何合目かと理解できます。そういう意味では、Libraは一昨年の11月に種をまいて、昨年の10月に苗が育って、今は田植えをしている最中ってところですね。

こんな話は、多くの人にとっては、当たり前かもしれませんが、社会人経験が短い僕は、そんなことにも躓いてしまうのですねぇ。

・・・

来年のことを言えば鬼が笑う、には諸説があるそうです。僕は、分からない未来で悩むより、今をもっと頑張れってことかな?って思います。だって、不確定性原理によれば、今の状態さえ完全には分からないので。

コメントを書く

メールアドレスが公開されたり他で使われたりすることはありません* 印の項目は必須項目です。

*
*
ページトップへ